リチャードジノリ・ミストラル エスプレッソ・テテアテテセット

リチャードジノリ・ミストラル エスプレッソ・テテアテテセット

サイズ:エスプレッソC/SX2,ポット・シュガー・クリーマー・トレイ 各1 素材:陶磁器 ※モニターの発色の具合によって実際のものと色が異なる場合があります。

強風を意味するミストラル 仏 伊 西 等の軍艦への命名は相応しいと思いますが ウェッジウッドや リチャードジノリが 華やかな黄色に ミストラルとは合点がいきません。

ミストラルには 見事な という意味もありますので 見事な黄色とでもいうのでしょうか? 洋食器ーそれは交響楽(オーケストラ)です。

」 そして それはヨーロッパ文化の論理的価値観の体現(具体的表現)にほかなりません。

各々が 各々を 最善に主張しながら 全体の場を 相乗的に盛り上げます。

洋食器は ヨーロッパの 論理的価値観が生み出した 交響楽 そのものです。

洋食器店 そう呼べるのが アインです。

なぜ アインが? それは まごうことなき洋食器が 所を得て キラ星の如くあるからです。

作る人 商う人 購う人 この三者の 苦しくも 楽しき努力は  振舞われる人の いともたやすき理解 感嘆となるでしょう。

オーケストラ それは洋食器です。

されど洋食器の殿堂 それは黙して奏でます。

美しき妖精達は 美しき日本の貴方の琴線に 触れずにはおかないでしょう。

悠久の歴史の中に埋もれし 英雄・姫妃との出会い」 類稀な 美貌と知性の女性は 鄙に生まれながら 自らの運命に従い 皇帝の妃に。

生まれながら 王家の姫は 運命られし縁に 時の王妃へと。

あらん限りの贅を尽くし 美の追求を終える事無く  美を見極める眼差しは さらにそれを深める その眼に叶う 愛用の器 器に許す 姫妃の名は ロマンを今に 忍ぶ想いに 出合いは 彼女と 雅のときを  貴方の眼に キラリと光る 未だ知らぬ一品 いわれを聞けば 納得の逸品 古の栄華の人との 美の追求と共有 喜びは やがて秘かな誇りへと  歴史は 今貴方と駆ける。

イタリアで初めて磁器焼成に成功したのは 1720年 ベネツィアのヴェッツィ兄弟窯でした。

兄弟は マイセンから ウィーン窯の前身 デュ・パキエ窯を経た アルカニストを名乗るフンガーの売り込みを 信じて受け入れました。

フンガーは マイセンのカオリンを まんまとせしめ 初めて磁器焼成に成功しました。

(彼は 以後 報奨金を求めて 転々とするのですが カオリンに恵まれず 一度も成功しておりません。

ロイヤルコペンハーゲンへも 売込みをかけましたが いかがわしい噂のある男として 受け入れられませんでした。

流れ流れてロシア・ペテルブルグで エリザベータ女帝に 1744年 王立窯を 開かせました。

ここでも カオリンに恵まれず 4年で追放されました。

フンガーが 唯一 成功したヴェッツィ窯も マイセンのカオリンを止められて 10年を経たずして 廃窯しております。

次に 現存する ジノリが 1735年 フィレンツェ郊外の ドッチアに カルロ・ジノリ侯によって 開窯されました。

侯は ウィーン窯の前身 デュ・パキエ窯からヨハン・ツィルンフェルトを受け入れ 湧き上がる ヨーロッパ白磁戦争に 堂々と参戦しました。

当初 灰色味がかっていた白磁も 1790年ごろからリモージュのカオリンを 用いることで 完璧な白磁を完成させております。

1834年には スペイン王カルロ3世の カポデモンテ窯の 閉窯に際し モールド類を引き取り 以後 ジノリが カポデモンテを引き継いでおります。

(カポディモンティ窯とジノリについては ジノリ社の主張に 俄かに信じ難きことあり もっと検証後に) 1869年には リチャード社を 合併して 今の リチャードジノリ社になりました。

特筆されることは 1920年頃 アート・ディレクターに ジオ・ポンティを招聘して 新しい 芸術性豊な 作品群を ものにして 名声を高めたことです。

アンティック ヴィンテージ店のお取り扱いは 中古品の世界ですが お熟成アインのは ピカピカの 新品です。

テテアテテとは 2人のために ジノリの誇り ドッチア窯 金ロゴ 有るのが不思議なエナメル手工芸・廃盤品 黄 臙脂 緑 マッチ・コントラスト 手塗りのエナメルは 漆の質感を 呈します。

この銘作中の銘作も 手工芸のコストアップに耐えられず いの一番に 制作中止に 追い込まれる。

 本間もの。

この重厚感 あふれ ジノリを代表するシリーズは 18年前ヨーロッパ最大の ジノリ代理店の 依頼を受けて マルクで仕込みました。

欧州一番店に比べ アインに足らざる歴史と伝統を買いました。

現在ではコスト面から制作困難な手工芸品 インペロシェープ ジノリを 代表する アンピール様式の花 (ネオクラシック後期 ナポレオン好みの 端正・簡潔な この様式が派生)



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